2024年7月27日のパリオリンピックの柔道永山竜樹選手とスペインのフランシスコ・ガリゴス選手の試合にて審判をおこなっていたエリザベス・ゴンザレスさんが誤審判定をしたのではないか?という話題になっています。
エリザベス・ゴンザレスさんは何者なのか?
なぜ誤審といわれているのか?について調査をしたいと思います。
柔道審判のエリザベス・ゴンザレスは何者?
エリザベス・ゴンザレスさんについてです。
メキシコのIJF審判員エリザベス・ゴンザレス・オロスコは、2022年からIJFワールドツアーイベントを審判しており、ポルトガルのグランプリでデビューしました。彼女は2022年にグアヤキルで開催されたジュニア世界選手権で審判を務めたほか、他の多くの柔道トーナメントでも審判を務めました。ベスは2023年の世界選手権や、パリで開催されたIJFマスターズや2023グランドスラムなどの主要なイベントで審判を務めました。オリンピックの柔道審判員の中で最年少です。
judoinside.com
現在37歳という若さでオリンピックの柔道審査員を務める最年少の審査員のようです。
では、エリザベス・ゴンザレスさんは柔道の審判をされるに至るまでどういう経歴なのでしょうか?
エリザベス・ゴンザレスの経歴
エリザベス・ゴンザレスさんについてLa gacetaにインタビュー記事がありましたので、要約をします。
出身はメキシコのカンペチェの出身で高校生の頃に柔道との出会いがあったようです。
たまたま当時のコーチがエリザベス・ゴンザレスさんの体格(体重)の選手を探していたところ柔道の誘いを受け、試合に挑むようになったそうです。
しかし、成績が悪く、負けず嫌いな性格もあり、選手として活躍する道を選ぶのではなく18歳の時に柔道の審判をすることを決めたようです。
さらに、オリンピック審査員のメキシコ代表としては5人目となり初の女性審判員だそうです。
メキシコでは注目の審判員でしょうね!
エリザベス・ゴンザレスさんは、若い上に女性という立場で、非常に厳しい局面にも直面しながらでも、若い世代に対し、何でも目標に集中すればできるということを伝えていくべく、審判員として活躍をされていると言われています。
エリザベス・ゴンザレスさんのオリンピックでの審査員としての活躍は、メキシコでも大注目でしょうし、それだけでなく世界が注目する試合の中での審判というのは、かなりのプレッシャーを感じる中での仕事であると思います。
これだけ、厳しい境遇の中で立場を守ってきた方なので、公平な立場で審判としての仕事に取り組まれていたと思います。
では、何が誤審であると言われているのでしょうか?
エリザベス・ゴンザレスの何が誤審だった?
昨年の世界王者フラン・ガルリゴス(29=スペイン)と対戦。
寝技を耐え、しっかりと足を絡めて防いでいたが、絞め技へ移行された。
公式記録では「片手締め」で敗れた。
ただ、本人は「誤審」と疑わなかった。審判からは「待て」の合図があった。ここで力を抜いたが、そのまま相手から締められ続けた結果、失神。一本負けと判定された。
やはり敗れたと思っていない永山は、両手を広げて抗議。スペインの応援団からブーイングを浴びながらも、畳を降りたら終わり。約3分間、降りずに粘ったが、判定が覆ることはなかった。銅メダルへ、台湾選手との敗者復活戦に回った。
日刊スポーツ
まとめると、
1.審判(エリザベス・ゴンザレス)から「待て」の合図がある
2.永山選手は「待て」に従って力を抜いた。
3.ガルリゴス選手は締め技を6秒間続けた。
4.永山選手は失神。
5.審判(エリザベス・ゴンザレス)よりガルリゴス選手の一本勝ちと判定。
6.抗議を行うが、判定は覆らなかった。
7.判定に納得のいかない永山選手は最後の握手を交わさなかった。
こういった流れがあったようです。
そのため、今回の結果は誤審ではないかと問題視されているのです。
なんと過去にも誤審疑惑がありました。
⇩過去の誤審判定の記事はこちら。
スペインのメディアの反応は?
スペインのアス紙では、
金メダルを狙っていた日本人は、なすすべがなかった。ガルリゴスが彼をねむらせた。
日本人は正気を失い、あいさつすら拒否した
日刊スポーツ
スペインの公共放送局『RTVE』の公式スポーツアカウント『Teledeporte』では、
勇敢なスペイン人は手を広げて、一向に来ない日本人からの挨拶を待っていた。ナガヤマはガルリゴスに向かって非常に酷いジェスチャーをした
THE DIGEST
このように、永山選手が握手を交わさなかったことについて強い言葉で批判をしているようです。
そのため、スペイン側は今回の判定は誤審であるとは捉えていないようです。
まとめ
今回のエリザベス・ゴンザレスの判定には世界中で賛否の意見があると思います。公平な立場で判定を行ってもらいながら、純粋に試合を楽しみたい、パリ五輪を楽しみたいと願うばかりです。